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「コモンズ」を読んで

この本の原題は、"The Future of Ideas by Lawrence Lessig"。前作「インターネットの合法・違法・プライバシー CODE」で有名になったローレンス・レッシグ教授の快作だ。
邦題「コモンズ」のサブタイトルに「ネット上の所有権強化は技術革新を殺す」とある通り、インターネット自体が、これまでイノベーション・コモンズとして発展してきたことをまず理解しなければらなない。

「インターネットは、コントロールされた物理層の上に生まれた。TCP/IPによって構築されたコード層は、それでもフリーだった。こうしたプロトコルはエンド・ツー・エンド原理を表現し、その原理がネットに結ばれるコンピュータによって作られた空間を、イノベーションと変化のために開放した。この開放空間は、コントロールされたプラットホームの上に築かれた貴重な自由だ。そしてその自由がイノベーション・コモンズを作り上げた。そのコモンズはほかのコモンズと同じく、コントロールされた空間の価値を高める。」(同書、P83)

ここでは、ネットではなくコモンズに力点を置きたい。
コントロールされた空間に置いて価値を発揮するコモンズ。しかし、そのコントロールが度を過ぎれば、コモンズの悲劇を生む。

ワールドワイドウェブの発明者ティム・バーナーズ=リーが述べたように:
「哲学的にいえば、もしウェブがユニバーサルなりソースとなるのであれば、それは無制限に育つことができなければならなかった。技術的には、もし何か中央集権化したコントロール地点を持っていたら、それはすぐにボトルネックになってウェブの成長を制約し、ウェブがスケールアップすることはないだろう。ウェブを「コントロールから外す」こと(「コントロールを効かなくすること」)が非常に重要だった。」(同書、P66)

こうしたレッシグのスタンスは、一方でクリエィティブ・コモンズ協会の設立(2001)といった活動も生む。
「人が自由に使って工夫するための基盤」それがコモンズだ。

そして、「自由/コモンズ/コントロール(規制)」といった概念装置をここから援用することによって「物語」の構造について議論していこう、というのが、このblogの目的である。

<03/09/18 05:12>
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