room RAG blog

古い話と新しい話
<< May 2004 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | permalink | - | -

1995/11/23 "午前0時" by MEGA-Diary

Date: 1995年 11月23日(木) 11:39:15

サーチライトが夜空を照らしだす。青い帽子に黄色いジャンパーを
着た5、6名の中年男性の集団が通りすぎていく。その中のひとり
が他の人たちに説明している。
「ええ、ラオックスに二人、残りはT-ZOMEに行ってください。」
末広町の辺りからは、数百メートル先の状況がまだよくつかめない。
あちこちで道路工事が行われているだけで、それほど賑やかという
わけではない。
街がやけに明るく光っていて、徐々に歓声が聞こえてくる。
青いジャンパーの若い女の子たちが20人くらいの行列をつくって
行進してくる。手にはチラシをかかえ、「◯◯は△△の□□をヨロシク
お願いしまーす!」と声をそろえて、ねり歩く。
そのうち、T-ZONEの前にさしかかった辺りから、異様な光景が展開する。
店内にはTVの撮影隊が入っているのが外から見える。
店の前には5,60人の列が続き、あちらこちらでフラッシュが光り、
サオについた大きな集音マイクをもった報道関係者だらけ。

一夜限りのお祭りに湧いているのは、ユーザーならぬ販売店関係者と
マスコミ関係者だけのようにも思えるのだが、そうはいっても、
サクラとは思えぬユーザーたちが、しっかり列を形づくっているの
だった。(もちろん、何割かは流通関係者たちのオシゴトだろうが)

ラオックスは、もっと凄い人出だった。2ブロック先の角まで行列
ができ、店の前には、ニッポン放送の特設ブースで生放送が行われて
いた。並んでいる人たちには、甘酒が配られている。
店の入り口には、くす玉がセットされている。いよいよ、カウントダウン。
「5,4,3,2,1....パーン!パチパチパチ。。。。」11/23、午前0時。
くす玉が割れる。「祝 歴史的瞬間...」なのだそうだ。
辺りをとり囲むヤジ馬と関係者たちが、なんだかよくわからない
(理解しがたい)盛り上がりをみせている。
近くの某販売店では、30秒ほど遅れてカウントダウンが行われた。
故意の時間差なのか、たんに時計がズレていたのか?

JR秋葉原駅そばの公園には、特設ステージが設営されていた。
発電車が数台並んでいる。さすがに深夜に行われるイベントはないよう
だったが。
交差点の周囲には、警官が大勢いて交通整理にあたっている。
ひと目この歴史的瞬間(?)をみよう、と車でやってきた人たちは
駐車もできず、右折・左折もできず、そのまま昭和通りをぬけていく
ことしかできないような状況だった。

駅の近くのある店では、タイガーマスクをかぶった店員がマイクを
片手に叫んでいた。「皆様、深夜の秋葉原へようこそ!本日は、お祭り
でございます。はっきり言って原価度外視で、皆様へご提供いたします!
さあ、せっかくわざわざ秋葉原まで来たのですから、ホテル代くらいは
得してお帰りください。お安くなっております!」

ぼく達同様、帰りの電車を気にして足早にホームへ向かうネクタイ姿の
人達が大勢いた。
午前0時20分。千葉方面行きの総武線は満員だった。

Diary | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

1995/11/23 "Puppet Motel" by MEGA-Diary

1995年 11月24日(金) 22:20:29

・暗闇に窓から差し込む光。回転する懐中電灯。浮遊するパッケージ。

 人は洞窟の中でたき火を燃やし、そこに映る影をみて、わが身の存在を知る。

 1971年。パッケージをめぐる物語のドローイング集。

・回転する三角形の物体。何かご質問は? 私の問いはこうです。

 あなたは誰? どこに行こうとしている? 宇宙は世界よりも広い?

 あなたの問いはこうです。

 みんなが活きている? 時間は広がっている? 私の話をききたい?

 私の話は・・・カリフォルニアでみたハワイアンのバンドから始まる。

 ・・・あなたは牛・・・あなたは・・・。さあ、ご質問をどうぞ。

・椅子。時計。

・拍手。西海岸のモーテルで。TVではハワイアンが流れている。

 「このモーテルにあるお部屋をご紹介しましょう」

 ラジオからはブルースが。電話のベルが鳴る。

 ラジオのチューニングをかえてみよう。彼女の声がきこえる。

 天井が赤く染まる。彼女が書いたホットドッグのつくり方を読んでみよう。

・文字で埋め尽くされた部屋。浮遊する懐中電灯。

 「昼は、街を想い、夜、青い沼で私は泳ぐ」 

 「家族という大樹の木陰で私は横たわる。

   まるで折れた枝のように。私は・・?」

・The Viophonograph 1976

 The Tape Bow Violin 1977

 Digital Violin 1983

・潜水ヘルメット。流れる光り。浮き上がるパペットの顔。

 「私は誰でしょう?」

・「グリーンルームへようこそ!ビデオもあります。カタログ、ノートも

  置いています。どうぞ、おくつろぎください。」

 「T/M=D/Aなんだよ。Talking/Music = Dancing/Architectureってこと。わかる?」

・血の泉。

・鉄骨の間を這わせてあるケーブル類。サイバースペースへとつながる入り口。

 数々のURLが記されてある。

・電話が鳴る。受話器の向こう側に見え隠れするものたち。ものたち。

・サングラス。「1974年。私はメヒコへ行ってきた。・・・」

Diary | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

1995/11/24 "巨人と阪神"

1995年 11月25日(土) 11:27:16

似ている!
勝って嬉しい巨人ファン。負けても嬉しい阪神ファン。
実力があってもじゅうぶん評価されない○○のような
場合もあるが、基本的には金で集めた力で、勝って
当たり前のような。
昔の栄光(3連発!)を頂点に、いつまでもファンは
幻影を見つめつづけ、「いいんだ。それで」という声
に励まされ、わけのわからない取り巻きが妙にもて
はやすから、結局上層部は顔の見えない連中になって
しまう。
似ている!!
新聞の紙面を買い占める。
巧妙なPRと、いかなる人も汚すことのできない聖域等
というオーラを発し、けっこういい仕事もしている
んだけど、やっかみ半分で悪く言われる。
いっぱい金をかけて、いっぱい金をもうける。
先の見通しがあまいから、せっかくいい技術をもって
いるのに、充分使いこなしてもらえず、買い殺し状態。
何をやっても、そこそこもうかる構造があるから、
もうやめられない。
似ている!!!

しかし、唯一似ていないのは、やっぱり実力の差が人気
と反比例しているところか。

Diary | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

1995/11/25 "4人組" by MEGA-Diary

1995年 11月26日(日) 19:59:01

はじめて聴いたのは、小学校5年生のとき。
友達の家だった。
ちょっと大人びていた、そいつは「どう、いいだろ?」
なんていっていた。
その冬、ドーナツ盤を2枚買った。
そのライナーノーツと一緒にアルバムのリストが
でていた。まずはどのアルバムを最初に買おうか、ずいぶん悩んだ。
テレビで彼らの1本目の映画をやっていた。
こずかいをためて、そのサントラ(3枚目のアルバム)を買った。
3点セパレートの安いステレオで、すりきれるまで聴いた。

アンソロジーが出た。ひさしぶりに聴いた。
1曲、新曲がある。ジェフ・リンらしい、と思う。
彼ららしい・・・。当たり前か。彼らがやっているんだから。

Diary | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

1995/11/26 "OS" by MEGA-Diary

1995年 11月 26日 日曜日 9:23:07 PM


今朝のテレビ番組で、OSの説明をしていた。

ビデオになぞらえて、パソコン自体はテレビモニター。

ビデオカセットはアプリケーション。

両者の橋渡しをするビデオデッキがOSというわけ。


なんだかわかったような、わからないような。
Diary | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

1995/11/8 ドゥルーズがたり by MEGA-Diary

1995年 11月 9日 木曜日 1:28:05 AM


ドゥルーズが死んだそうで。

社の同僚の間では、なかなか話題になっていた。

ABC(青山ブックセンター)でも行ってみようかな、とK氏。

きっとドゥルーズ・ガタリの本がズラッと並ぶのだろう。

まだ生きていたんだなあ、という程度の知識しかない私。

K氏は、これでフランスの大物思想家はみんな死んじゃったな、

とポツリ。

ドゥルーズ・ガタリといえば、彼らの著作を読んでいなくても

GSや朝日の叢書を思い出す。

GSといえば、ゴダール21/2で、YBO^2のベーシストが、

DECORDERのレビューをやっていたのを思い出す。

まだ、ミッドナイト・レーベルができる前だったと記憶する。

F.M.アインハイトが出ていたということしか覚えていないが、

ノイバウテンが元気良かった頃だな。

ノイバウテンといえば、TRAプロジェクトを思い出す。

ブリクサのインタビューが入っていたベルリン特集は何号目

だったろうか。

TRAプロジェクトが今のタイガーマウンテンとどうつながって

くるのか、興味はないが、なんだかとっても昔のことのようだ

けど、そうでもないのかも。

当時のカセットマガジンの面白さが、今のCD-ROMマガジンに

あるとは思えない、なんていうと、ただのオヤジかなあ。


ひさしぶりにみたBarfOutが随分立派になっていて、ビックリした。

Diary | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

1995/11/9 "Factory" by MEGA-Diary

1995年 11月 10日 金曜日 2:19:56 AM


今日、UPLINKのFactoryへ下見に行く。

"WAX"の残り15分くらいを観た。会場に置いてある

2台の5210のうちの1台がリムネットに

接続されている、という。

終わったあと、WAX Webを見ようと思ったが、

ダイアルアップ接続の調子が悪いようだった。

ご本人デイヴィド・ブレア氏が来ていた。

もう1台の5210には、

CD-ROMに焼いたWAX Webが用意してあった。



スパイラルでの彼の作品のことを少しきいた。

New Projectのパイロット版といったところなのだろう。

彼は、まだP3には行ってないそうで、僕が行ってきた、

といったら、あちらにはどんなマシンが

何台くらい置いてあるのか、尋ねられた。



噂では、彼は、しばらくの間SGIを好きに使わせてくれるところ

を物色中とのことだが、ICCあたりでなんとかならんのだろうか?
Diary | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

1995/11/12"スパイラル" by MEGA-Diary

1995年 11月 13日 月曜日 1:03:51 AM


スパイラルに行ってきた。八谷さんのWorld Systemは今日が最終日

だったんだあ。残念ながら、並ぶ元気はなかったけど。

あのプロペラがいいな。

会社が近いので、使っているMacのメンテをやった。しばらく使えなく

なっていたインターネット環境を整え、やっとNetscape2.0bを入れてみた。

Mac TCP Exchangerも入れてみた。これって、便利そうだ。



スパイラルではEVさん達に会った。

夜8時。藤幡さんたちの作品、扉が一斉に開いて、なかなか面白かった。
Diary | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

1995/11/13 "ネクタイとジーンズ"

1995年 11月 14日 火曜日 1:23:50 AM


今日は、数年ぶりに大学時代の研究室の同期から連絡がはいった。

「よくわかったね、ここの連絡先?」

「前の会社に電話したんだよ」

「あ、そっか」

そういえば、もう転職して1年になるなあ。

「・・・っていうわけで、水曜に飲み会やるんだけど、来れる?」

ほとんどみんな集まるなんて、誰かの結婚式でもない話だな。

「なんとか、ね」

「ところで、円満退社だったの?」

どういう意味じゃい?!

ネクタイ族20名の中に、ひとりだけジーンズで過ごす快感かな。

ちょっと、こわいぞ。
Diary | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

1995/11/15 "ひとりじゃなかった" by MEGA-Diary

1995年 11月16日(木) 11:19:21


今日は、4年ぶりの連中に会った。

そうかあ、卒業して4年も経つと係長になるのかあ、などと妙な感心。

電子出版などといっても通りが悪いのは当たり前。

「エッチなCD-ROMがあったら、送ってよ」

「CD-ROMの制作とか頼めるのかな」

「名刺つくってくれるの?」

「パンフレットとか・・・?」

などという、頭かかえたくなるようなコメントをいただき、

たいへんありがとうございました。

それにしても、286でがんばっている奴はいるし、

表計算のデータファイルだけで6MBにもなってしまう(なんでも工事見積の詳細を

入れるとそれぐらいバカでかいスプレッドシートになってしまうそうな)奴とか、

所内LANをひくまで、あと半年かかりそうなところもあれば、

「なんだか冒険してて、うらやましいです」なんて妙な誉め方する人までいて、

向こうも世界が違うんで面食らっただろうけど、こっちもつくづく世の中は

広いなあ、と思ってしまった一夜だった。

286、386、486-33、MacLC630などがあがったが、職場ではワープロという人多し。

やっぱり、そんなもんかなあ。

首相官邸のホームページなんか作る前にやることあんだろ!といいたくなるぜ!



ちなみに、ジーンズは僕だけじゃなかった。

しかし、現場に私服でいっているとは・・・そういうもんだろうか?


Diary | permalink | comments(0) | trackbacks(0)






follow roomrag at http://twitter.com